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はじめての注文住宅講座

【はじめての注文住宅講座】注文住宅のおススメ間取り

2020/12/02



採用したい間取りついてのお話

リビング間取り

こんにちは!
私たちハウスメーカーに寄せられる質問で一番多いのが

「注文住宅の間取りってどうやって決めればいいの?」
「間取例があれば知りたい」 
というご質問。

皆さん注文住宅の間取りが思ったように決められずに困っているようです?
購入する土地の形もあり、注文住宅の間取りを考えるのはとても楽しいですが、なかなか理想的な間取りにならないと苦労される方も多いようです。
間取りの出来で、今後の生活パターンや暮らしやすさが決まるため、できれば失敗なんかしたくないところ。
丸商建設では私たちハウスアドバイザーがしっかりサポートいたしますが、今回はその中でもおススメポイントと、失敗しがちなポイントをご紹介します!

■目次

1.採用したい間取り
1-1.対面式キッチン
1-2.リビングと隣接する和室
1-3.リビング階段
1-4.ウォークインクローゼット
1-5.ウォークイン玄関収納
1-6.パントリー

2.間取り設計で失敗しがちな例と失敗しないためのポイント
2-1.玄関で失敗しがちな例
2-2.キッチンで失敗しがちな例
2-3.トイレで失敗しがちな例
2-4.収納スペースで失敗しがちな例
2-5.コンセントの位置で失敗しがちな例
2-6.音の響きで失敗しがちな例

3.いろんな間取り
3-1.間取りその1 2階建て
3-2.間取りその2 平屋建て
3-3.間取りその3 長方形の土地に建てる場合(奥行きのある土地)


1.採用したい間取り

家づくり・家探しで一番迷うのが、「どのような間取りを採用するか」。
せっかくのマイホーム、少しでも住みやすい家にするために、いろいろと家族で相談するものの、実際の土地の形などに当てはめてみると上手くはまらず、なかなか難しいものです。
そこで、より快適な住宅にするために、これは!という、お勧めの間取りを紹介します。



1-1.対面式キッチン

生活の中心になるLDKの中でも、家事仕事などで使用頻度が高いキッチン周り。ここは、住宅の間取りがリビングダイニングキッチン(LDK)であれば、対面式キッチンがお勧めです。
対面式キッチンの種類は、壁面から突き出たペニシュラキッチン、キッチン前面と両サイドが開放されるアイランドキッチンなどなどあるのですが、その全てに言えるメリットが、「家族とのコミュニケーションが取りやすい」「間取りの自由度が高くバリエーションも豊富」「空間の開放感が高い」ということ。

対面式キッチン
〇コミュニケーションが取りやすい対面キッチン
対面キッチンは、キッチンに立つ人の視線がリビング側に向くように設置されます。料理中もリビングやダイニングにいる人とコミュニケーションが取りやすいのがメリットといえます。
また、リビングから目を離さずに済むため、小さなお子様がいる家庭では、調理中もその様子が確認できます。緊急時にもすぐに対処できるので安心感が高いでしょう。

キッチンカウンター
〇間取りの自由度が高くバリエーションも豊富
ペニンシュラキッチンは、キッチンの片方を壁付けにするレイアウトなので、比較的限られたスペースにも設置でき、色んな間取りに採用されやすいキッチンです。
一方、アイランド型キッチンは両サイドに通路を確保する必要があることから、設置に広いスペースが必要となりますので、LDKスペースがたっぷりとれそうな場合にはおススメです。
どちらともキッチン前部にカウンターを設置すれば、テーブルカウンターのように使うこともできるのも魅力。

L字型LDK
〇空間の開放感が高い
対面式キッチンは、特に対面する部分が開放性が高く、リビングやダイニングと一体となった空間を楽しむことができます。
一方、壁付けキッチンは作業中の視線が壁に向くため、作業に集中しやすいのが魅力です。しかし、閉鎖的な空間に置かれるので、空間が狭く感じる方もいらっしゃるようです。


1-2.リビングと隣接する和室

対面式キッチンであれば、同時にリビングと隣接した和室の採用もオススメします。
リビングでテレビを見るのに飽きた子供の遊びスペースや子供の昼寝スペースとして活用すれば、子供がリビングの外に行ってしまうのを防ぐことができます。
セカンドリビング

また、和室に引き戸を設けることによって、開ければリビングがさらに開放的になり、閉めれば独立した空間になります。そのため、客室や子供の勉強スペースなど、臨機応変に空間を使うことができます。
スタディスペース

最近では、写真のような小上がりの畳スペースを設ける家庭も増えてきています。
小上がり和室

小上がりの畳スペースを設ける理由は

・収納スペースが増える(小上がりの下を収納に)
・部屋のアクセントになる
・リビングのゴミが入りにくい
・掘りごたつを作れる      など

和室があるだけで、心が和むという人も多いでしょうし、色んな用途に使える多目的スペースが生活の中心にあるのはとても便利です。毎日の生活の疲れを癒したい方にも、和室コーナーはオススメです。


1-3.リビング階段

リビング階段とは、リビングに取付ける階段のこと。
玄関から2階に上がることができる階段とは違い、家族の集まるリビングを通過することが一番の特徴です。
子供が幼稚園や学校から帰ってきたとき、自分の部屋に向かう子供の様子を見ることができるので、子供を見守りたい主婦にお勧めです。
階段の下を収納スペースにすれば、大きな収納スペースにすることもでき、子供のおもちゃや子供にまつわる季節の品(雛人形や兜など)を、階段下のスペースにしまっておくことで、出し入れも楽に。
また、階段に向かう通路を間取りしなくても良くなるので、狭い土地に建てないといけない場合、ちょっとでもリビングのスペースを広げたいときにもおススメです。
リビング階段
デッドスペース収納


1-4.ウォークインクローゼット

家族がが多くて物が溢れそうなご家庭には、ウォークインクローゼットがオススメです。
通常のクローゼットよりも収納スペースが広くなるため、たくさんの物を収納できます。特に家族の多い家庭には、ファミリークローゼット(集合収納)が便利。
家族で共用するクローゼットなので、取り込んだ洗濯物を、あっちにしまったりこっちにしまったりと家の中を動き回らずに済み、特にお子様が小さいうちは、自分の着替えをしながらお子様もと便利に使えたりします。朝のいそがしい時間でこれはありがたいところです。
ウォークインクローゼット
ウォークスルー


1-5.ウォークイン玄関収納
こちらもファミリー世帯におススメの間取りで、家族が多い家庭は、玄関にウォークイン収納スペースを設けると便利。玄関に広い収納スペースが確保できるため、靴や傘、アウトドア用品などをまとめて収納できることができます。
ウォークインシューズクローク
子供の自転車や外で使う遊び道具、ベビーカーなども簡単に出し入れすることができたり、玄関を掃除するときにも、掃除機がすぐに使えるため、小さい子供がいて玄関が汚れやすい家庭は、掃除が楽になります。
また、引戸などで通り抜けできるようにすれば、家族用とお客様用を区分けでき、急な来客で急ぎお片付けということも少なくなりそうです。
ウォークスルーシューズクローク


1-6.パントリー

パントリーとはキッチンの側にある収納スペースのことで、主に食品や飲料、調理器具を保存するスペースとして活用します。
パントリー
夫婦ともに仕事をしていて、買い物する回数が少ない家庭や週末にしか買い物に行けない家庭には、多めに買ってきた物をたくさん収納しておけるので、非常に重宝します。実家が農家で野菜や果物が送られてくると、収納スペースに困りがちですが、パントリーがあれば保存スペースにも困りません。

家族が多くて、たくさんの食料品が必要な家庭も、パントリーを設けることで買い物回数が減り、家事の負担が大幅に軽減されます。買い物の回数が減れば、車のガソリン代も減って、家計も助かりますよね。
パントリールーム

また、地震などの災害がが心配される地域にもパントリーはおすすめです。水・電気・ガスが止まった場合、ライフライン復旧まで、最低でも3日分の食料と水を確保しておいたほうがいいと言われており、この時に大活躍してくれるはず。
家族の身を守るためにも、食料品を大量に保管できるパントリーを設置しましょう。
目隠しパントリー


2.間取り設計で失敗しがちな例と失敗しないためのポイント

間取りを考えたときにはいいと思っても、いざ入居してみたらここをこうしとけばというケースも多いもの。
マイホームは一生に一度の大きな買い物です。間取り設計で失敗しないためにもよくありがちな失敗例を把握して、事前に検討しましょう。


2-1.玄関で失敗しがちな例

玄関で失敗しがちなことは、採光を一切考えないこと。
玄関は必ず扉を閉めるものなので、「光を通さないドアの仕様にしたら、昼なのに真っ暗な玄関に」というケースもあります。

これを防ぐためには、以下の写真のように採光窓付きの玄関ドアや下駄箱部分に窓を設置すること。外からの光を取り入れる構造にすることによって、LDKなどの居室と変わらないくらい、明るくて清々とした空間になります。もし、間取りの構造上どうしても難しい場合は、玄関ドアに小窓があるタイプを使用するといいでしょう。
玄関
採光窓

また、玄関の収納と言えば靴箱だけをイメージしがちですが、玄関に置きたいものは靴だけではありません。傘や掃除道具、小さなお子様がいるご家庭では遊び道具やボール、ベビーカーなど、さまざまな物があります。玄関に物が散乱しないようにするためには、第1章でも紹介した「ウォークイン玄関収納」を設置することです。

現在お住まいの玄関をチェックして、玄関の散乱具合を確認してください。
収納スペースがあったほうが玄関がすっきりする場合は、ウォークイン玄関収納を間取りに付け加えることで、玄関を綺麗に片付けることができます。
収納スペース


2-2.キッチンで失敗しがちな例
「料理をしながら家族と会話できる」として対面キッチンを採用する家庭が多くいらっしゃいます。しかし、構造によっては「他人から見えすぎる」といった難点もあります。

とくに来客が多い家庭は、来客からキッチンが丸見えという事態に陥りやすいです。来客からの視線を防ぐためには、対面キッチンのカウンターに少し高さを設けることです。そうすることで、リビング側から見た時に手元が隠れるため、お客様からの視線を防ぐことが。
対面式キッチン

ただ、最近ではTV番組のお料理コーナーのような、前面のカウンターがフラット型のキッチンも人気です。このフラット型は作業スペースがかなり広くとれるので、お料理好きの人にはピッタリ。ご自身のお好みに合わせて検討してみてください。
フラットキッチン


2-3.トイレで失敗しがちな例

トイレで失敗が多いのは、トイレの排水音です。特定の部屋の隣にトイレを設置すると、排水音が気になるケースがあります。
家族であれば気にならなくても、来客が多い家庭ではお互いに気を遣い、気軽にトイレを使えない状態になってしまいます。

トイレの騒音を防ぐためには、トイレを設置する場所を特定の個室の傍ではなく、廊下や浴室やクローゼットなどの共用スペースの隣に設置すること。
そうすることでトイレと部屋に距離ができるため、排水音も気になりません。

浴室の近くに設置すれば、水回りの設備を1か所にまとめられるのでコストダウンに繋がるメリットも。
トイレ


2-4.収納スペースで失敗しがちな例

収納スペースで失敗が多いのは、収納スペースが思った以上に足りないことです。また、収納スペースを設けたつもりでも、奥行きや幅が足りていないケースが。
収納不足を確実に防ぐには、ウォークインクローゼットや屋根裏収納など、広い収納スペースを設置することです。収納スペースの間取りを考えるときに「このくらいあればいいや」という思い込みで間取りを決めるのは失敗のもとです。
新居に引っ越してからも、子供が大きくなってからも、物が増えることは大いにあり得ます。収納スペースが余るくらい、余裕を持たせるようにしましょう。

洗面脱衣所収納
可動式棚
デッドスペースに本棚
クローゼット
ダイニング
ダイニング


2-5.コンセントの位置で失敗しがちな例

必要な場所にコンセントがない間取りにしてしまったケース。
例えば、LDKの端っこにしかコンセントを設置しなかったため、掃除機をかける時にあちこちのコンセントに差し込まなければいけないケースや、キッチンの低い位置にコンセントを設置してしまい、家電の電源プラグが届かず延長コードが必要になってしまったケースが。
コンセントの位置で失敗しないためには、今の生活スタイルを元に、どこにコンセントがあったら便利かを考えて、コンセントの位置を考えたいところ。キッチンやリビングなど、家電を使う場所は、必要なコンセントの数や場所を予測できるので、必ず設計士に相談を。

ただし、多ければよいというわけでもなく、コンセントの位置を余分に設置しすぎてしまうと、無駄に建築費が上がってしまうため、必要な数だけ設置することをおススメします。


2-6.音の響きで失敗しがちな例

子供がいる家庭では、子供の足音が気になるケースが多いよう。例えば、1Fに寝室を設けた場合、真上に子供部屋を設置してしまうと、夜遅くまで起きている子供の足音が気になり、眠れないといったことに。子供が少し大きくなれば解決しますが、ゆっくり休みたいと気になる方は注意してください。
回避のパターンとしては、2Fに子供部屋を設置する場合は、子供部屋の下に浴室や玄関に設置すれば、音が気になる問題を解消できます。


3.いろんな間取り

次に上記を踏まえた上で、お勧めの間取り例をご紹介。
土地の形により工夫しないといけない部分が多くありますが、参考にしてみてください。


3-1.間取りその1 2階建て

キッチン側からリビング・和室で遊ぶ、子供が見えるように和室コーナーを設置しています。
子供の様子を見ながら、家事ができるので、子供が小さい家庭でも安心。さらにシューズクローゼットを設置し、玄関周りにちらかりがちな物をしっかり収納できる間取りに。
また、家事に関わる動線もキッチン周りに集約しており、朝夕のいそがしい時間帯も家の中を走り回ることがありません。洗面所と脱衣所を分けて間取りしており、お着換え中、入浴中に洗面所が使えない!という心配も少なくなります。
脱衣所・洗濯室と兼用になっていますが、この部屋の隣には、屋根付きの物干しスペースを用意しています。物干しスペースはリビング側からは目隠しになるように設計してありますので、来客時も安心できます。

お勧めの間取り-家事動線

2階は洋室を3つ設置して、子供が大きくなったときに、それぞれ1部屋ずつ使える間取り設計になっています。各部屋の入り口も近い距離に設置しているので洗濯物を片付けるのもラクそうです。
主寝室には大きなウォークインクローゼットを間取りしており、衣類はもちろん、普段使わないものを入れて置いたり、ココが倉庫代わりにもなりそうです。


3-2.間取りその2 平屋建て

家の中心部分にアイランドキッチンを配置したこの間取りは、キッチンからLDK+和室が広々と見渡せる特徴があります。キッチンと横並びでダイニングがありますので配膳も片付けとてもラクにこなせそう。
この間取りでもキッチンから近い位置に脱衣所・洗濯室を間取りしています。やはり、キッチン周りは生活の中心になりやすい場所ですので、近い距離に間取りすることで暮らしやすさが出てくるのでしょう。
また、平屋ならでわの特徴ですが、各部屋をリビングに直結する形で間取りしており、移動距離がない分、家族が自然とリビングに集まりやすくなっています。
お勧めの間取り-平屋建て

特に和室コーナーは、LDKと間仕切りをしていませんので、セカンドリビングとしても使いやすく、とても広い空間が生まれています。ここの和室コーナーを小上がりにして、掘りごたつにしてみたり、和室の床下を収納にしてみたりと楽しみも増えそう。
子供部屋は出入り口が2か所の大きなワンフロアに設計していますが、お子様の成長に合わせて2部屋に区切れるようになっています。お子様が小さいうちは、一人で部屋にいるのを怖がることも多いので、特に小さいお子様がいる世帯にはおススメです。


3-3.間取りその3 長方形の土地(奥行きのある土地)

お子様がいると、現在の学校区内で土地探しをすることが多く、住みたいエリアによっては、思い通りの土地の形が見つかりづらい場所があります。でも、ご安心ください。個性のある土地ならでわの、個性ある間取りももちろんあります。

お勧めの間取り-縦長の土地

これは平屋建ての間取りですが、玄関から最奥の主寝室まで、長い間取り。大きなスペースと取ったシューズクロークのある玄関を入ると、L字並んだLDKと和室があります。このLDKのキッチンはアイランド型で、左右にスムーズに動けるよう動線を確保しています。
また、リビング横に続き間で和室を設置することによって、セカンドリビングとしても使いやすく。また、L字に配置することにより、道路側から目隠しされたコの字型の内庭ができています。 リビングと和室に外から出入りできるサッシを、内庭にデッキを配置することで、LDK+和室+デッキが一体になったようなスペースも出来たりします。デッキで日向ぼっこも良いですし、バーベキューもできそうですし、子供の走り回る様子が目に浮かびます。また何より、和室側に洗濯物を取り込めば、和室側でゆっくり畳んだりと家事もしやすそうです。


まとめ

いかがでしょうか。
いろんな間取りを紹介しましたが、大事なことは、
「自分の生活パターンや暮らしをしっかり把握したうえで、間取り選びに活かす!」ということです。巷にはステキなモデルハウスが多くあり、TVでも夢のような家が紹介されていますが、その家の全てがピッタリ自分に当てはまるとは限りませんし、それが暮らしやすいとも限りません。どんな間取り設計でも良し悪しがあり、大事なのは「自分にとって」暮らしやすいかどうかと考えています。
丸商建設では、モデルハウス見学会にいらっしゃっるお客様一組ずつヒアリングを行って、最適のプランとなるよう間取りを設計していきます。ぜひ、ご自身の生活パターンや暮らし方を教えてください!

他にも、注文住宅のことについて色んなテーマでお話しています。下の画像をタップすれば一覧できますので、是非チェックしてください!

相談会、見学会も開催していますので、ぜひそちらにもお越しください!