きっと一生忘れられない一日になりました。

先日、島原市で開催された
宮崎康治少年少女レスリング選手権大会へ行ってきました。


息子の試合を見に行く――それだけでも十分緊張するのに、
この日は、初めてセコンドとして息子のそばに立つという、特別な経験が待っていました。

マットのすぐ横。
想像していたよりもずっと近くて、
想像していた以上に緊張しました。

試合前、ウォーミングアップをする息子の背中を見ながら、
「大丈夫か？」「緊張してないか？」
頭の中はそんなことばかり。

いざ試合が始まると、
準備していたはずの言葉は全部飛んでしまって、
技術的なことなんて、何ひとつ言えない。

結局、口から出たのは
「いけ！」「そのまま！」「大丈夫！」
それだけでした。

それでも、ふと息子がこちらを振り返り、
一瞬、目が合って、うなずいたんです。

その瞬間、
セコンドって、言葉の内容じゃなくて
ここで見守っているよという“存在”なんだなと感じました。

勝ち負けはもちろん大事だけど、
それ以上に、最後まで逃げずに向き合っている姿が、ただただ誇らしかった。

マットの上で戦っているのは息子。
でも、マットの外で同じ緊張を味わえたことは、
親として、本当に貴重な時間でした。

初めてのセコンド。
これから先、また何度も立つ場所かもしれないけれど、
今日感じたこの緊張と感情は、きっとずっと忘れません。

とても、楽しくて、心に残る一日でした。